近年、自宅でも手軽にものづくりができる「3Dプリンター」が、とても身近になってきており、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回、Bambu Lab から販売されている「A1 mini」を購入し、役1ヶ月間使用してみた感想を忖度なし、こちらの記事でご紹介していきます。
ちなみに、私自身3Dプリンターに興味はあったものの、
- 設定が難しそう
- 失敗ばかりしそう
- メンテナンスが大変そう
という不安があり、なかなか購入できませんでした。
しかし、実際に「A1 mini」を導入してみると、その印象は大きく変わりました。
結論から言うと、「初めての3Dプリンターとして非常に完成度が高い」と感じています。
この記事では、実際に使用して感じたメリット/デメリットだけでなく、初心者が意外と見落としがちなフィラメント管理や乾燥の重要性についても詳しく解説します。
これからA1 miniの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
Bambu Lab A1 miniとは?
A1 miniとは、Bambu Labが開発したエントリーモデルの3Dプリンターです。
コンパクトなサイズながら、高速印刷や自動補正機能など、上位機種にも搭載されている機能を多数備えており、手が出しやすい3Dプリンターです。
主な特徴は以下の通りです。
- 自動ベッドレベリング
- 自動流量補正
- 高速印刷対応
- スマホアプリ連携
- AMS Liteによる多色印刷対応
- 初心者向け設計
特に評価されているのは、「初心者でも失敗しにくいこと」です。
これは、私も購入してから実力に気がついたんですが、スマホのアプリを経由して、気になる作品の印刷ボタンを押すだけで、印刷スタートです。
従来の3Dプリンターでは知識や経験が必要だった部分を自動化しており、購入したその日から印刷を始められるレベルまで簡単になっています。




このメカメカしい感じ、ガジェット好きにはたまらないですよね!
開封から初回印刷までが驚くほど簡単
A1 miniを購入して最初に驚いたのはセットアップの容易さでした。
以前の3Dプリンターでは、
- CADソフトの利用
- レベリング調整
- ファームウェア設定
などを行う必要がありました。
しかし、A1 miniでは難しい作業がほとんど必要ないんです。説明書に従って組み立てれば短時間で設置でき、電源投入後はプリンター自身が各種チェックを実施してくれます。
ノズル位置やベッド状態も自動で測定してくれます!
初心者にとって最大のハードルである「初期設定」が非常に簡単になっているので、PS5やSwitchを電源を入れるみたいな感覚と同じくらい楽です!
印刷品質は想像以上
さて、ここからは、実際に印刷したものが、どのくらいの完成度でできるか、もっとも気になる部分について、ご紹介していきます。
一言で言うと、品質の高さは驚くほど高いです!
最初は「家庭用だからそれなりだろう」と思っていましたが、
しかし完成品を見ると印象が変わります。
積層痕はもちろん存在しますが、
- 寸法精度
- 表面品質
- 細部表現
のレベルが高く、実用品として十分使える品質です。
私は最初に小物ケースやケーブルホルダーを作成しましたが、市販品と比較しても十分実用的でした。


これで物を作り続けると、アマゾンで1,000円〜2,000円くらいで買えるものは大体3Dプリンターで作れる感覚になってきます!
試しに作ってみたのは、ヘッドホン用のアームを作成してみました。
これ、Amazonとかで購入した場合、1,500円くらいするので、かなり安上がりな感覚があります。
Bambu Studioが初心者に優しい
さて、先ほど紹介したヘッドホン用のアームについては、CADソフトで時間をかけて作っているのではないかと思われる方も多いかとBambuLabからは、世界中のクリエイターが作ったさくひんが並ぶプラットフォーム(Bambu Studio)が整えられており、それを活用することで、ほしい作品がすぐに作れるんです!

上記のように、あらゆるおすすめから、検索で類似品までなんでもヒットする万能プラットフォームなんです。
初心者が挫折する原因の一つにソフト設定がありますが、A1 miniではその心配がかなり少ないと感じました。
もちろん、Bambu Studioから自分作品を作ったり、誰かの作品の自分の好みのサイズに変更をかけることができるので、楽しみ方は無限大であると思います。

スマホから管理できる快適さ
細かな設定自体はPCでのソフト操作が必要になりますが、A1 miniは専用アプリとの連携も優秀です。
具体的には「bambu handy」というスマホ用のアプリを使うことで、スマホの画面からでも作りたい作品を選んで作り始めることができます。
印刷開始後は、
- 進捗確認(%や残り時間の表示で確認可能)
- 印刷状況確認(カメラでの遠隔確認を含む)
- 完了通知
などをスマホから確認できます。
外出中でも状態を把握できるため非常に便利で、まるで最新家電のような使い心地でした。
また、本体には、小型のモニターもついており、簡単な操作はモニターからも行うことができます。

3Dプリンターで本当に重要なのはフィラメント

ここまでは、3プリンターに焦点を当ててお話ししてきましたが、A1 miniを使い始めて強く感じたのが、フィラメント管理の重要性です。
購入する前は、「高性能なプリンターなら綺麗に印刷できる」「特にフィラメントの管理なんてしなくていいかな」と思っていました。
しかし実際は違いました。
どれだけ優秀なプリンターでも、湿気を吸ったフィラメントでは本来の性能を発揮できないことを3Dプリンターを使い始めてから気づきました。
フィラメントは湿気を吸う素材
PLAやPETGなどのフィラメントは空気中の水分を吸収してしまうんです。
これを吸湿と呼びます。
特に日本は湿度が高く、
- 梅雨
- 夏場
- 雨の日
には急速に吸湿が進みます。
新品を開封した直後は問題なくても、数週間放置しただけで状態が変わることもあります。
吸湿したフィラメントで発生する問題
・パチパチという音がかなりしてくるようになる。
┗印刷中に水分が蒸発し、破裂音が発生します。
・表面が荒れる/糸引きが増える
┗これがかなり深刻で、造形物の見た目が悪くなり、糸が目に見える形で残り、
とてもダサい作品になってしまいます。
・強度低下
┗見た目だけでなく機械的強度にも影響してしまいます。
・印刷失敗
┗積層不良やノズル詰まりの原因も多くなってしまいます。
フィラメント乾燥は必須と考えた方が良い
初心者のうちは軽視しがちですが、実際にはフィラメント乾燥=印刷品質向上の最重要ポイントです。
私も当初は保管だけで十分だと思っていました。
しかし、使い始めて2週間くらいして、造形物の違和感が強くなり、フィラメント乾燥が目立つようになってきて、ひどい状態になっておりました。
以下の写真のような感じになってしまいます。


フィラメントドライヤー導入で印刷品質が安定
現在ではフィラメントドライヤーを活用しています。
導入後に感じた効果は、
- 失敗率減少
- 表面品質向上
- 糸引き軽減
- 強度改善
です。
正直なところ、A1 mini本体を購入するのであれば、フィラメントドライヤーはマストです。
おすすめの保管方法
フィラメントは以下の方法で保管しています。
- 密閉ボックス
- ジップ袋
- シリカゲル
- 真空パック
印刷後はできるだけ早く収納するようにしています。
この習慣だけでも状態維持に大きな差が出ます。
A1 miniのデメリット
優秀な機種ですが、造形物が小さいことが、弱点かなと感じます。
180×180×180mmのため大型作品には向きません。
そのため、身の回りにある小物関係の造形がメインになります。
例えば、書類をまとめる大きめの棚を造形したいや、A4サイズの書類をまとめるボックスを造形したいなどは、非対応になってしまいます。
ちなみに、電源部分が海外規格となっているため、変換用のアダプターを買わないといけません。

アメリカの規格になっているので、本体の購入と合わせて、変換のアダプターも購入しましょう!
また、造形中、余分なフィラメントを外部に排出するようになっており、本体の周辺にフィラメントのごみが散らばります。

専用のポケットなどを3Dプリンターで作成すれば、すべて同じポケットに入るので、この問題はなくなりますが、こういった内容はデメリットに入るかと思います。
A1 miniがおすすめな
- 初めて3Dプリンターを買う人
- 設定が苦手な人
- 印刷失敗を減らしたい人
- 自宅で小物を作りたい人
- コスパ重視の人
これらに当てはまるなら非常に満足度が高いと思います。
まとめ
Bambu Lab A1 miniは、現在販売されている家庭向け3Dプリンターの中でも初心者に非常におすすめできるモデルです。
セットアップは簡単で、印刷品質も高く、ソフトウェアやアプリも使いやすい。
そして何より「3Dプリンターは難しい」というイメージを大きく変えてくれる製品だと感じました。
ただし、本当に綺麗な印刷を続けたいのであれば、フィラメント管理は避けて通れません。
特に日本のような高湿度環境では、フィラメント乾燥は必須レベルと考えて良いでしょう。
A1 miniの性能を最大限に引き出すためにも、
- フィラメント保管
- 湿度管理
- フィラメント乾燥
まで含めて運用することをおすすめします。
初心者が最初の1台として購入するなら、A1 miniは非常に満足度の高い3Dプリンターだと感じています。

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